新型コロナウィルス感染症と結膜炎について
令和2年2月27日、日本眼科学会、日本眼科医会より、
「新型コロナウイルス感染症と結膜炎について(国民の皆様へ)」との下記の声明が公表されました。
初期症状に結膜炎の症状を起こすことがあり、その後肺炎の症状を呈することがあることから、
結膜炎の症状(充血、めやに)のある患者様には、以下のお願いをさせていただきたく、
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
1)結膜炎(充血、めやに)のある患者様は、マスク装用での受診をお願いいたします。
2)風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている方(高齢・基礎疾患がある・妊婦の方は2日以上)は、
下記新型コロナ受診相談窓口への相談をお勧めいたします。
平日:中央区保健所コールセンター 電話 03-3541-5254 (平日の午前9時から午後5時)
週末:東京都福祉保健局 電話 03-5320-4592 (平日の午後5時から翌午前9時、土曜日・日曜日、祝日・休日の終日)
新型コロナウィルス感染により、亡くなられた世界中の全ての方々のご冥福を深くお祈り申し上げます。
また、現在、様々な地域で闘病中の方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。
いち早く肺炎への警鐘を鳴らし、幼いお子様を残し2月に亡くなられた中国・武漢の眼科医、李文亮氏の思いを胸に、
町の小さな診療所のかかりつけ眼科医として、出来ることは何かを考える日々です。
お願いが多く大変ご迷惑をおけいたしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。
ご不明な点がございましたら、お電話でお問い合わせいただきますようお願いいたします。
勝どき小平眼科院長 小平奈利
【以下 日本眼科学会・日本眼科医会HPより転記】
新型コロナウイルスは、結膜炎を起こす可能性が示唆されています。
ただし、現状では、結膜炎の所見だけから新型コロナウイルス感染症を診断することは困難です。
結膜炎に加え、厚生労働省ホームページで示されている新型コロナウイルス肺炎の症状がある場合は
感染を疑った対応をしてください。
結膜炎の感染予防策については、現時点で特に示されていませんので、
従来通り、手洗い・咳エチケット・体調管理等の徹底に加え、
手で直接目を触らないといった一般的な感染性結膜炎対策も有効と思われます。
感染情報は刻々と更新されており、
主に厚生労働省ならびに国立感染症研究所の発出する情報のほか、
都道府県医師会、自治体、地区保健所等から発出される情報にもご留意ください。
以上
ページの先頭へ